教会のみんなで三浦さん宅を後にして、十分ほどのドライブで到着しました。
玄関についてブザーを押し、しばらく待つと職員の方が出てきてくださいました。教会からお野菜などを寄付しようと持ってきたものを運びいれ、挨拶をし
ここには、日系人の方も結構いらして、教会員の家族と、新井敏子先生がいらっしゃるので、訪問しました。新井先生は1962年にブラジルに渡ってこられた方。私が生まれた翌年になります。14年ほど宣教師として働かれました。私の日本の教会・日本福音ルーテル教会とは違いますが、同じルーテル教会ですから、時折一緒に行事をしたりします。北欧系の教会で、仲の良い牧師もおりますので、とても親しみを感じます。
一度宣教師を終えて日本に帰国されましたが、しばらくして老後にもう一度渡伯され、そのままこちらにいらっしゃる、ブラジルを愛していらっしゃる方だと思います。
教会の須田さんが準備された補聴器を耳にセットして差し上げて、ボリュームを大きくし、補聴器のマイクを口元にして話しかけます。どの程度聞き取れて、理解してくれているかはわかりませんでしたが、何度も何度も笑顔を見せてくれました。
ご高齢で、痴ほうになられ、あまり会話もされなくなっておられるとのことでしたので、いろいろと昔話をお聞きしようとしても、かないませんでした。
しかし、紹介してもらったり、手を握って横に座っている時に時折見せて下さる満面の笑顔に、手を握ってうなずき合うなど、とても穏やかな先生に出会うことができました。
愛するブラジルに帰って、穏やかに、Nova Vida・新しい人生を送っているのですね。
この老人ホームに入るために、手続きをしたり、お世話をしたり、ずいぶんたくさんの方々のご苦労があったと聞きました。感謝します。
これからも連絡を取り合って、人生でも、信仰でも、牧師としても、ブラジルでも大先輩の方の笑顔からたくさんのことを学びたいと思いました。
