2009年5月3日日曜日

説教:「1000の言葉よりも-melhor do que 1000 palavras-」

○ 導入
「何度言えばわかるの」「早くしなさい」。そんな言葉を言われたこと、言ったことはないでしょうか? 良くないと思っていても、しつこく言ってしまうことがあります。今日の聖書は、ペテロが復活のキリストに、同じことを三度も聞かれます。なぜ、キリストはそうされたのでしょう。

○ み言葉に聞く
ペテロは、「どうしてイエス様は何度も聞かれるのか」、「何度言ったら分かってくれるのか」と思ったに違いありません。しかし、ペテロの心ではなくて、キリストの心の中を覗き見ると、気付かされます。それは、ペテロのセリフではなくて、神様の気持ちであるということを。聖書を読むと、神様は何度も、正しく、愛と秩序の中に生きることを求めましたが、今なお人類は妬み、疑い、憎しみ、裏切り、仲たがいをしています。神様の声を無視し続けてきたのです。

○ 振り返り
何度も言うよりも、もっと効果的な事はあります。「1000の言葉よりも」という写真展や映画がありました。イスラエル人の報道写真家が、パレスチナの自爆攻撃の写真を撮り、イスラエル・パレスチナ両面の内情を撮り続ける生き様のドキュメント映画です。1000の言葉を並べて説明するよりも、事の真相を知らせ、人々の心を動かすものはあります。それ以上に、神様は1000回言うことよりも、私たちが気づき、変えられる方法をとられました。それが、キリストの十字架です。厳しい命令ではなくて、何度も裏切り、失敗し、倒れても、それを赦して導いてくださる方。呼びかけと精一杯の愛情に応えるどころか、恩をあだで返しても、包み込んでくださる。誰からも裏切られ見捨てられていく中でも、自らの命をも与えられる。その愛に触れるとき、ペテロの心は、変えられていくのでした。「変わらなければいけないから、がんばろう」ではなくて、「変えられていく」ことを体験する、それが、私たちキリスト者の生き方です。

○ 奨め
これは、病気が治ることや、水の上を歩くことよりも、もっと大きな奇跡に私には思えます。これが広がるなら、心の中の葛藤も、家庭や社会のイザコザも、世界の紛争も、変えられていくでしょう。これを実現して行く出発点に、この教会が、私たちが招かれているのです。まだ、葛藤や苦しみの中にいる人々を、早く教会にお招きして、一緒に、安心して生きていくことを始め、喜びを分かち合うことができれば、どんなに素晴らしいことでしょうか。キリストに出会い、キリストにゆだねるときに、少しずつ変えられていく自分を見つけることができます。後は神様にお任せてしましょう。そのときに、もうすでにそこにある、神様からの導きと大きな祝福を見つけることができるのです。

ようこそ

 日本と関係が深いのに、「遠い国」ブラジル。国のことから、こちらの日系社会のこと、パソコン事情、生活での驚き、そしてもちろん教会の働きについて、思いつきでいろいろと書いています。
 キリスト教に関心がある方はもちろん、ブラジルや外国での生活に関心がある方、ブラジル転勤や留学が決まった方・・、お気軽に覗いてみて下さい。

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