そう、Caixa da Água、水道タンクです。
水道管から一度屋根裏にあげて、そこでためて水圧をつけるために、各家の屋根裏やビルの上に良く設置されています。これがあると、トラブルで断水してもしばらく使えるので、影響を受けないこともあり便利です。
これが教会の中庭の上に今日二つ設置されました。
しかしこれはただの、水道タンクではありません。
雨水タンクなのです。
教会の敷地の3分の1ほどを占めるところの雨どいが一か所に集まって、雨が降るとたくさんの水がそのまま下水に流れます。それを見ていて、「あー、なんだかもったいないなぁ」といつも思っていました。
そして、最近電気代と水道代の値上がりが続き、教会に下宿人も増えて、どんどん請求額が上がります。
ちょうどたくさんの雨水が集まり一か所に排水されていますし、見てるととてもきれいな水です。これを集めてタンクにためて、洗車や掃除、そしてトイレの排水に使おうと、思ったのです。改修工事中の大工さんに相談すると、「それはいいねぇ。いいことを思いつくねぇ」と快諾。見積もりを取って、なんとか後で元を取ろうと思い、依頼しました。
高いところにタンクを置く必要があるので、その下の部分がもったいないので、掃除道具入れの小さな物置と、掃除用の水道の蛇口、そして、小さな炊事場とシュハスケイロ(屋外バーベキュー施設)をその下のスペースに作ることにしました。
しかし、昨日今日と、久々の豪雨(゜o゜)
ちょうど今日も設置して配管をしているところに雨が降りましたので、500リットルのタンクはすぐ二つとも満杯になりました。余剰の雨水が排水されています。これも、きちんとふたをして、蚊の発生を抑えます。また、板でカバーをして、タンクは見えない綺麗な仕上げをする予定です。
ちょうど良い時に雨が降ってくれました。
ちょっとうっとうしい雨ですが、今日ばかりは、恵みの雨。感謝しました。
先ほどの掃除用の水道にはこの雨水タンクから繋いでいます。出してみるときれいな水が出ます。
そして、大工さんが喜んで、「トイレ流してみよう!」というので、流してみると、綺麗に水が流れてくれます。
これで、掃除や洗車水やりに、トイレの下水用の水道代は、無料になるのです。
でも、好天が続けばトイレの水が流せないじゃないかって?
実は、最初は、大工さんの親分に話した時にそう反論されて、トイレに使うのは一度は却下になりました。しかし、残念でなりません…
その絵を大工さんに見せると、「これならいいねぇ。よし、作れるよ」との事。
それも今日、完成したのです。特許でも取れないかしら?そんなたいそうなもんでもないか・・・
※壁のタイルを張る前の配管はこんな感じ・・・(右写真)
サンパウロ市の水道事業への環境負荷を減らして、水道代も大幅に節約できる、エコ・エコシステムの完成です。
いろんな人が、「いい考えだねぇ」「どこで思いついたの?」と驚いてくれます。いやぁ、必要は発明の?母ですものね。
これが順調に機能すれば、他のトイレにもつないで目指せ水道代半額!です。
サンパウロ市は、昨今の豪雨と川の氾濫被害で、大きな建物には、豪雨時の雨水をそのまま排水せずに、一時保管する雨水タンクの設置を近年法律で義務付けているそうです。うちの教会は、そこまで大きな建物ではありませんが、そんな水害対策にも貢献できる?と思います。
ブラジルのルーテル教会も、今年のテーマは、「神様が作ってくださった自然環境を大切にし、環境問題にキリスト者が責任を持って行動しよう」というような課題を掲げています。
少しはそれにも合致していると思います。
これで、雨の日も感謝できるようになります。
神様、ありがとう。
この次は、晴れた日に電気代を節約できる、ソーラーシステムを設置できるように、検討中。実は、次の段階に備えて、配管をいじったついでに温水の配管を少ししてもらったところです。
もうちょっとお金がたまれば、それもやってみようと思っています(^_^.)
